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第58回:4弾環境・ネグザドラフト分析レポート!!

今回のネグザ研究所では現在行われている4弾環境ブースタードラフト大会に伴って、4弾環境ドラフトを徹底分析!!
どのようなカード達が強い環境なのか見ていきたいと思います!

1:ブースタードラフトとは?

ブースタードラフトとは、複数のブースターパックを用いて、その場でデッキを構築して対戦をするという遊び方です。その為、普段デッキを持っていない方でも気軽に参加し、遊ぶことができます。
また通常の構築戦と比べると、デッキ構築がドラフトの都度変わるため、普段とは違った構築や、プレイングが必要になってきます。
構築戦では使った事が無いようなカードを使うため、思ってもみないようなカードの組み合わせや効果が発見できたりすることがあるので、楽しく、プレイングも上達するゲームとなっています。

詳しくは「ネグザレポート第24回ドラフトで遊んでみよう!」や「ネグザ研究所特別篇:ドラフトリプレイ」で解説されているのでそちらをご覧下さい!

2:今回の想定環境

今回も分析レポートとして、カードの選択(ピック)の指針となるポイント表を作成しました!
使用パックはオフィシャル推奨の「宿命の鎖」×2、「革新の光」×2です。
パックの変更によってドラフトの環境も変化するので、新しいドラフト環境の参考にして下さい。

3:ランク表で解説

今回のランク表ではSランク~Bランクまでのドラフトデッキで主な戦力となるカードをご紹介していきます!
また、点数上では同じでもゲームの主力となるユニットはキャラやコマンドと比較して、少し高めの評価と思っておくと良いでしょう。

ランク表
Sランク 1枚でゲームを左右するほどのパワーカード!
見たらかならずピックしたい!
Aランク 強力であり、ゲームの主役になれるカード!
見たらなるべくピックしたい!
Bランク 単体での強さをしっかりと持っているカード!
基本的に1周したら戻ってこないカード達!
4:「宿命の鎖」評価点
宿命の鎖
点数
Sランク 《ガンダム(マグネット・コーティング)》   《ガンダムTR-1[ヘイズル](フルアーマー・タイプ)》  
Aランク   《ヤクト・ドーガ》 《クロスボーン・ガンダムX2改(バスターランチャー)》  
Bランク 《リ・ガズィ・カスタム》 《シャア専用リック・ドム》 《ガンダムTR-1[ヘイズル]》 《フリント》
    《ガンダムTR-1[ヘイズル2号機]》  

初めに、の「宿命の鎖」収録カードをみていきます。今回のの3つですが、あまりドラフト的に高得点のカードが多くはありません。理由としては、は「逆襲のシャア」作品でまとめてデッキを作るカードが多いこと、も「機動戦士クロスボーン・ガンダム」作品でまとまったカードが多く収録されているからです。これらのカードは絶対的な点数はそれ程高くはありませんが、デッキを作った上での相対的な点数が高いカードであるので、ドラフトではあまり好まれるカードではありません。しかし、ドラフトではそういったカード達が忌避された結果1人にカードが集まり、構築デッキ並のプールが稀に揃ってしまうこともあります。、パック開封後の初手に《νガンダム》や《クロスボーン・ガンダムX3》等の、強力カードを引いてしまった場合の選択には良い意味でも悪い意味でも、気を付けなければならない部分です。
そしてですが、こちらも「T3部隊」でデッキを作るカード収録となっていますが、単体で強力な効果を発揮する《ガンダムTR-1[ヘイズル](フルアーマー・タイプ)》。そして低国力でスペックの高い《ガンダムTR-1[ヘイズル]》がありロールコストも低いので、つまんでピックしても強いカードが見受けられるサポートカラーとして優秀なプールです。

宿命の鎖
点数
Sランク   《ガンダムデスサイズヘル》 《ACE全種》
  《ガンダムヘビーアームズ改》 《ガンダムAGE-FX》
Aランク 《ターンX》 《カラミティガンダム》 《ガンダムAGE3(ブラスティアキャノン)》
《ベルティゴ(ジャミル機)》 《フォビドゥンガンダム》  
Bランク 《バンデッド(メリーベル機)》 《レイダーガンダム》 《クランシェカスタム》
《マヒロー(スウェッソン・ステロ機)》 《アストレイ レッドフレーム(光雷球)》 《ガンダムAGE-3 フォートレス》
  《アストレイ ブルーフレーム セカンドG》  

次にの3色。茶色は上記で解説した通り、こちらも「ギンガナム隊」でデッキを作るカードが大半を締めていますので、ピックには気をつけて行きたい部分です。しかし《バンデッド(メリーベル機)》や《マヒロー(スウェッソン・ステロ機)》、《ベルティゴ(ジャミル機)》等は、デッキをそれ程選ばない優秀なカードですのでよりピックのしやすい色ですね。
そしてですが、こちらの2色は強いカードが多く固まっていますね。にはどのデッキに入れてもフィニッシャーになり得る《ガンダムヘビーアームズ改》や《ガンダムデスサイズヘル》があります。さらにコモンで取りやすいユニットに《アストレイ ブルーフレーム セカンドG》も存在し優秀カラーとなっています。
にはロールコスト、ユニットスペック、アタッカーと全てに優秀な《ガンダムAGE-FX》や「高機動」を持つユニットが多数プールに存在しています。そして4弾の「ACE」全種ですが、これに関してはまさに引いたもの勝ちです。特に第2テキストはドラフトでは相当に凶悪な効果を発揮します。は高国力と低国力に優秀なタレント達が揃っていますので、かなりの人気色となりカードの争奪が激しくなるでしょう。

5:「革新の光」評価点
革新の光
点数
Sランク   《α・アジール》   《クィン・マンサ》
  《ジオング》    
Aランク 《ガンダムMAモード》 《逆襲のシャア》 《ディビニダド》 《クロスボーン・ガンダムX1改(ロケットブースター)》
《虹色の輝き》   《ガンダムTR-1[ヘイズル改](イカロス・ユニット)》 《クロスボーン・ガンダムX3(最終決戦時)》
Bランク   《拡散メガ粒子砲》 《バイザックTR-2[ビグウィグ]》 《ドライセン(オウギュスト機)》

ここからは「革新の光」の解説に移ります。こちらののカードプールですが、「宿命の鎖」同様にデッキを作るカードが多く収録されています。《Hi-νガンダム》を引いたら是非とも使ってみたいところですが、混色が主流のドラフトではロール4はかなり重く、ドラフトではデッキもかなり作りづらいのです。しかし、各色の「ユニークコマンド」と《α・アジール》、《ジオング》という単体で強力な効果を発揮するカードが今弾には収録されています。「革新の光」のはレアに強力なユニットカードがあるので、パックの引き次第ではこちらはチャンスがありそうです。
さて「革新の光」のですが、こちらは「T3部隊」でデッキを作るカードと混色の「OO」作品のカードとピックの難しい色となっています。その分、周りのプレイヤーから流れてくる可能性が高い色でもありますが、「宿命の鎖」でを中心にピックされている可能性も十分にありますので、4弾環境のブースタードラフトではセカンドカラーとしてかなり他のプレイヤーとかぶる色でしょう。
次にですが、「宿命の鎖」とは打って変わって、単体でも強力なカード達が揃っていますね。ただそれでも、「機動戦士クロスボーン・ガンダム」の作品でデッキを縛ることとなっていますが、《クィン・マンサ》という強力なフィニッシャーがおり、序盤でも《ドライセン(オウギュスト機)》が優秀なアタッカーとして存在していることは大きいでしょう。レアの引きによってはセカンドカラーとして、赤の選択肢は取りやすいはずです。

革新の光
点数
Sランク   《アルトロンガンダム》 《ガンダムレギルス》
  《プロヴィデンスガンダム》  
Aランク 《ターンX(シャイニングフィンガー)》   《グルドリン》
Bランク 《∀ガンダム(コクピット換装時)》 《アストレイ ブルーフレーム セカンドL(ローエングリンランチャー)》 《ガンダムAGE-3 オービタル》
  《M1アストレイ》  
  《ドラグーンシステム》  

革新の光」の茶色は前回の続きの「ギンガナム隊」がメインとなっている茶色。《マスターガンダム(十二王方牌大車併)》はかなり目の惹かれるカードですが、こちらは「機動武闘伝Gガンダム」デッキ用のカードとなってます。そこでドラフトではコモンである《∀ガンダム(コクピット換装時)》を中心にピックしていくと良いでしょう。気になる《ターンX(シャイニングフィンガー)》ですが、こちらは普通にゲームを進めていても、ジャンクヤードに3枚程度はカードが溜まっているはずです。なのでテキストを起動しアドバンテージを取るプレイングも問題なくできるでしょう。
そして「革新の光」のですが、こちらは今弾も優秀で強力なカード達が多数揃っています。《アルトロンガンダム》や《プロヴィデンスガンダム》の制圧力はドラフトでは相当な脅威です。コモンでもロールコスト面やテキスト的に優秀なカードが多く、4弾環境ブースタードラフトでの白はトップカラーと言っても過言ではないでしょう。もちろん、その分他のプレイヤーとファーストカラーで被ってしまうことの多い色ともなっている点は気をつけなければなりません。
最後にです。「革新の光」に収録されている《グルドリン》ですが、こちらは何と言っても低国力でサイズが大きいと、ドラフトで大事な部分をコモンながら抑えています。なおかつ紫でロール1という手軽さで殆どの色でもプレイが可能という手軽さです。その上に《ガンダムレギルス》という強力なフィニッシャーも存在し、こちらもと同じく、4弾ブースタードラフトのトップカラーであるでしょう。

いかかがだったでしょうか?
今回開催されている「4弾環境ブースタードラフト大会」ですが、新規参戦作品でデッキを作っているカード達が多い分、ピックが従来通りとは違ったものとなっているはずです。その分難しいドラフトとなっていますが、この記事を読んで少しでもユーザーの皆様のお役に立てれば幸いです。

それでは皆様、次回のネグザ研究所をお楽しみに!

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