『ガンダムウォーネグザ オフィシャルウェブサイト』へようこそ。『ガンダムウォーネグザ』は、「機動戦士ガンダム」の世界を舞台にした、二人用対戦型トレーディングカードゲームです。

ネグザ研究所

トップ > スペシャル > ネグザ研究所 > 第4回ネグザ研究所

ネグザ研究所

第4回:グランドトーナメント2011〔デッキ編〕

青グラフィック(BL-004Cブースター) 青グラフィック(BL-004Cブースター)

今回のネグザ研究所では、秋葉原で開催された「グランドトーナメント2011」に出場した全てのデッキデータを元に、ゲスト研究員KBが「グランドトーナメント2011」を2回に分けて解説します。

デッキリストだけでは解らない「ガンダムウォーネグザ」の深さをここに公開!
上位デッキリストはコチラ

グランドトーナメント2011使用デッキ割合

まずは、予選であるセミファイナルと決勝であるファイナルの2つで使用されたデッキを色別にしてデータ化。

このデータから予選のデッキの使用率(=人気デッキの割合)と、そこからの決勝進出デッキの割合を明らかにしてみましょう!

GT予選デッキ使用率

まずは、予選であるセミファイナルのデータから確認してみましょう。

最も使用率の高いデッキは「紫デッキ」でした。ついで「白デッキ」、「緑デッキ」の1色のみでデッキ構築された、いわゆる「単色デッキ」が使用率上位の3デッキとなっています。

以降、2色以上で構成された「混色デッキ」である「デッキ」、「デッキ」、「デッキ」が続く形となっています。

これらのデッキが比較的多く選ばれた理由をデッキごとに以下に簡単にまとめてみました。

フリット・アスノ(スターター) フリット・アスノ(スターター)

紫デッキ

最新のガンダム作品「ガンダムAGE」を中心にした「共有」デッキです。
「共有」は手札の枚数と、そのターンにおけるカードの質が重要な「ガンダムウォーネグザ」において、非常に強力な効果です。この「共有」を多用することによって自分と相手の差をつけていくことができる、中長期戦で強力なデッキです。

キラ・ヤマト(ブースター) キラ・ヤマト(ブースター)

白デッキ

ロールコストに対して、比較的ユニットパワーが高い「PS装甲」を持つユニットが多く、そのロールコスト帯のバランスから攻撃側になっても、防御側になっても立ち回りがしやすいデッキです。
予選では主に「ゲイン」を多用し、攻撃側にシフトしたデッキが目立っていました。

シャア・アズナブル(ブースター) シャア・アズナブル(ブースター)

緑デッキ

高い攻撃力と、「赤い彗星」等のダメージや「シャア専用ゲルググ」等によるユニット除去能力を兼ね備えた、超攻撃的なデッキタイプです。

ハマーン・カーン(ブースター) ハマーン・カーン(ブースター)

デッキ

ユニットの攻防が要となる「ガンダムウォーネグザ」において、多くのユニットをロールし一気に本国に攻め入る一撃必殺の「超兵の力」等を使用したデッキです。
その一撃で勝利するまでは、赤得意の妨害カードで相手をコントロールします。

フォウ・ムラサメ(ブースター) フォウ・ムラサメ(ブースター)

デッキ

GNバズーカ」を筆頭とするユニット破壊効果が満載のコントロールタイプのデッキです。
ただし、そのコントロールよりの動きの中でもロールコストに対し強力な「ザクレロ」や「ギャプラン」を使用し、相手への攻撃も行います。
逆に相手が攻撃に向かってきた時は「GNバズーカ」等で破壊し、こちらのペースに持ち込むことができます。
ターンの経過に対して、最も強いカードを選択し相手に押し付ける動きが強力です。

ヒイロ・ユイ(ブースター) ヒイロ・ユイ(ブースター)

デッキ

赤い彗星」「アグニ」と言ったカードで相手ユニットを破壊しつつ攻撃する「緑デッキ」に近いデッキと言えます。
低コストのユニット破壊が多いことから、攻撃しながら相手ユニットの反撃の芽を潰すという行動が可能で、攻撃に主眼を置いた防御力4以下のユニットが主体のデッキに対しては非常に強いデッキです。

GT決勝デッキ使用率

決勝は予選を勝ち抜いた64名の参加者により争われました。

海外招待選手を抜く63名はそのまま予選からの参加者ですので、このデータはほぼ予選の使用率に対してどのようなデッキが勝ち抜いたかが解るでしょう。

紫グラフィック(VT-001Cスターター) 紫グラフィック(VT-001Cスターター)

決勝使用率1位

使用率1位は予選から引き続き「紫デッキ」です。
注目すべきは、予選からの割合が20%から35%にアップしている点です。
これは、「紫デッキ」を選択した予選参加者の多くが決勝に進出しているということです。

決勝使用率2位

使用率2位は「デッキ」です。
スナイパーライフル」を使用したダメージによるコントロールが得意で、近いタイプである「デッキ」をよりコントロールに寄せたタイプのデッキです。
予選での使用率が決して高くは無いこのデッキもまた、「紫デッキ」同様に予選使用者の多くが決勝に進出しています。

決勝使用率2位

同率で使用率2位となったのは「デッキ」です。
上記2デッキほどでは無いですが、このデッキもまた決勝進出率が高くなっています。

・また、このデータからは逆に予選参加率に対して、決勝進出率が低いデッキが何かというのも解ります。
顕著にその結果が現れているのは「緑デッキ」、「白デッキ」の2つです。

決勝進出率の差について

予選での使用率が高いにもかかわらず、決勝進出率が低い「緑デッキ」と「白デッキ」の原因は何でしょうか?
弱いから」と言ってしまえばそれまでですが、本当にそうでしょうか?

予選に参加した人も基本的には勝利を望んでいるはずです。
緑デッキ」「白デッキ」を選択した人が多いのも実際に自分で使ったデッキの中で「強かった」から選択しているに違いありません。

では、なぜこのような結果になったのでしょう?

「ガンダムウォーフォーマット」採用による旧ガンダムウォーカードの存在

緑グラフィック(GN-001Cブースター) 緑グラフィック(GN-001Cブースター)

旧ガンダムウォーカードの多くは、コストの読替えによりデッキに入れる枚数を多くする事はできません。

しかしながら、それでも強力なカードは非常に多く中には場に出るだけで勝ちと言ったカードもあるほどです。
そのなかでもコストの読替えをしない「ユニーク」と「エース」は頭一つ抜けており、多くのデッキで採用されています。

特に「ユニーク」である「通じ合う心」は、「ガンダムウォーネグザ」に存在するユニークが紫である「武力介入」であるからこそ、紫以外のデッキでほぼ100%投入されていました。

決勝進出割合の低い「緑デッキ」「白デッキ」は攻撃型のデッキであるため、「通じ合う心」の影響を非常に高く受けています。

実は「緑デッキ」「白デッキ」は「ネグザフォーマット」では十分強力なデッキです。
しかし、これは攻撃型デッキに対して、現在の「ネグザフォーマット」に回復カードが少ないという点が少なくはありません。

ガンダムウォーフォーマット」を使用した今回の「グランドトーナメント」では、予選であたる多くのデッキが「通じ合う心」を搭載していたので攻撃型デッキが予選突破するのは難しく、そういった攻撃型デッキが減少した決勝では中長期戦を意識したデッキ同士の戦いによって、「共有」を活かした「紫デッキ」の勝利となったと言えるのではないでしょうか?

「NEX-Aツアー2012」では?
マスターガンダム(2弾ブースター) マスターガンダム(2弾ブースター)

現在、応募受付中の「NEX-Aツアー2012」では、採用フォーマットが「ネグザフォーマット」に変わります。
採用フォーマットの変更に加え、北海道大会以降は、エキスパンションブースター「ACCEL OF NEXT AGE」が採用される事で、ゲーム環境はより大きく変化する事が予想されます!

今回辛酸を舐めた「緑デッキ」や「白デッキ」などの攻撃型デッキがどうなるのか?
新しいデッキの登場で「紫デッキ」の牙城を崩すのか?
NEX-Aツアー2012」に参加し、その瞬間を君の目で確認しよう!


「ネグザ研究所 第4回:グランドトーナメント2011〔デッキ編〕」はここまで!
(後編となる「ネグザ研究所 第5回:グランドトーナメント2011〔カード編〕」は来週更新します)

メニュー
トップ
はじめての方へ
ルール・Q&A
禁止・制限カード
適用レギュレーション
商品情報
カードリスト
イベント
スペシャル
ネグザ研究所