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ルール編第2回:質問の多いルール 「選んで」と「振り分け」

今回は、ルール編第2回として、効果の対象を取る時に使われる「選んで」と「振り分け」について解説します。 特に「選んで」は、通常とは異なるタイミングで対象を取るので、覚えておくと色々と役に立ちます。

「選んで」と「振り分け」

対象を指定するテキストに、「選んで」と書かれた効果と、「振り分け」と書かれた効果があります。
対象を指定する効果は、通常、その効果(カード)のプレイ時に対象を選択する必要がありますが、
選んで」と書かれた効果では、例外的に効果の解決時に対象の選択を行います。

  • 超兵の力
  • 秩序を乱すもの

■「選んで」の例
超兵の力
「(戦闘フェイズ):敵軍ユニットX枚を選んでロールする。」

超兵の力》は敵軍ユニットをロールする効果ですが、「選んで」と書かれているので、対象は効果の解決時に行います。
※Xの値はカードのプレイ時に決定します。

それでは、基本的な処理の方法と、判りやすく「対象にならない効果」でカットインされた場合の処理に分けて、図で見てみましょう。

基本的な処理の方法
カットインが発生する場合の応用処理

このように「選んで」と書かれた効果は、対象の指定と効果の解決を同じタイミングで行います。
このルールにより「選んで」と書かれた効果は、カットインで対処されづらく、
その分強力な効果になっている事が多いのです!

次に「振り分け」と書かれた効果を解説します。
まず、勘違いしやすいですが、「振り分け」と書かれた効果は通常、プレイ時に対象の指定を行います。
選んで」のルールを内包している訳ではありません。
振り分け」と書かれた効果と通常の効果との違いは、複数の対象に対して、
効果の内容を自由に振り分ける事が可能な点です。

「(戦闘フェイズ):敵軍ユニット1~3枚に3ダメージを振り分けて与える。」

上記の効果を解決する場合、対象を3枚選択して、それぞれに1ダメージずつ与えたり、
対象を1枚のみ選択して、その1枚に3ダメージを与える事ができたりします。

今回は少し複雑な記述を持つ《秩序を乱すもの》図を交えて解説してみましょう。

■「振り分け」の例
秩序を乱すもの
「(防御ステップ):自軍ユニットがいる場合、ユニット2~X枚の上に -1/-1/-1コインX個を振り分けて乗せる。Xの値は、自軍ユニットの枚数+1とする。」

勘違いしやすいのは、プレイ時に決定するのは「Xの値」と「対象の選択」のみである点。
振り分け方の選択は効果の内容なので、解決時にどう振り分けるかを決定できるのです。

今回のネグザ研究所は、「選んで」と「振り分け」の違いについて、説明しました。
特に「選んで」のルールは比較的重要で、デッキ構築やプレイングに影響を与える重要なルールですので、
これを機会に覚えてみて下さい。
より深くルールを理解して、一歩有利なプレイングを身に付けたり、
ルールがよく分からない友人に教えてあげたりしよう!

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