エクステンションブースター3の発売まもなく行われた福岡大会でしたが、早くも新規カードを核としたデッキが登場しました。
○「緑黒TRデッキ」の登場
これまでの「緑黒コントロールデッキ」と同じく、「ゼグ・ツヴァイ(ジョッシュ機)」+「捲土重来」のコンボを核とした構成ですが、コントロール部分をTRユニットによるビートダウン+コントロールに充てています。
この変化は「ガンダムTR-6[ウーンドウォート](ギガンティック形態)(U-203)」の登場で、これまでビートダウン一辺倒だったTRにコントロール要素が付加されたためです。
○「黒赤コントロールデッキ」のユニット変化
「クシャトリヤ(U-198)」と「ハンマ・ハンマ&R・ジャジャ(U-197)」の2枚はこれまでの赤のユニット性能を凌駕したユニット。
特に「ハンマ・ハンマ&R・ジャジャ」は、攻防両面に使えるユニットで以前の「ガンダムエクシア(U-OO1)」のように「黒赤コントロールデッキ」だけでなく、「青赤コントロールデッキ」「青赤ビートダウンデッキ」と様々なデッキで使われていました。
○ユニット選択から始まる「白単色G破壊デッキ」
「メビウス(核ミサイル搭載型)(U-S34)」を使った「白単色G破壊デッキ」は以前にもありましたが、当時においては一般的なデッキとは成り得ませんでした。
これは、白の低国力ユニットの質がその時点において、高く無いというのが大きな理由でした。
ところが、「テスタメントガンダム(カイト機)(U-S221)」は低国力ユニットとは思えないスペックを持ち、白の序盤の展開を支えるに十分なユニットです。
このユニットの登場と、「タメG」の増加による「メビウス(核ミサイル搭載型)」のGを戻すという効果によって「白単色G破壊デッキ」が再び日の目を見る事になりました。
○福岡大会のゲーム環境
福岡大会は「エクステンションブースター3」登場によるインパクトが非常に高い大会でした。
紫Gを使った「新型00デッキ」もギリギリで入賞を逃してしまったものの、新たなデッキタイプとしての可能性を見せてくれました。
また、これまで「単色ビートダウンデッキ」の強さの根幹を占めていた、「タメG」に対して対策が更に進んで来た大会でもあります。
デッキ全体がG破壊である「白単色G破壊デッキ」はもちろんの事、メインデッキから何らかの「タメG」対策が投入されたデッキが多く結果を残しており、今後は「タメG」に頼って、デッキに投入するG枚数を極限まで絞るという構築は厳しくなるかも知れません。
●福岡大会入賞デッキ (大会名横()はGT権利獲得人数)
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