第8回:『ガンダムウォー ネグザ』収録カードが持つ特殊効果
『ガンダムウォー ネグザ』の特殊効果は14種類
『ガンダムウォー ネグザ』第1弾のカードが持つ特殊効果は14種類となります。
その中身は新しいものだったり、テキストが変更になっていたりと様々。
今週は特殊効果全14種のテキストを公開します。
『ガンダムウォー ネグザ』からの新特殊効果
■ゲイン
(ダメージ判定ステップ):〔0〕このカードが戦闘エリアにいる場合、自軍本国の上のカード1枚を表にする。表にしたカードが、このカードと同じ属性のサインを持つカードである場合、このカードは、ターン終了時まで、+X/+X/+Xを得る。Xの値は、表にしたカードのロールコストの合計値、またはゲインレベルの値と同じとする。 この記述の効果は、プレイヤー毎に1ターンに1回のみ使用できる。
以前も紹介させていただきました、新特殊効果です。
簡単に説明すると、ゲインを持ったカードは、自軍本国の上のカードを表にして、表にしたカードとGサインに書かれている属性(作品名)が同じだったら戦闘力がアップします。
《シャア専用ザクII》がゲインの効果を使用しました(この場合、起動コストとして自軍Gを1枚ロールします)。自軍本国の上のカードを表にします。
ゲインを使用したカードと表にしたカードのGサインの属性をチェック。
異なっていたら失敗。表にしたカードを自軍本国の上に戻します(裏にして戻します)。
同じだったらゲイン成功!戦闘修正が得られます。
「ゲイン成功:表にしたカードがロールコストを持つ場合」
表にしたカードがロールコストを持つカードだったらロールコストの値を参照します。
※ロールコストが複数ある場合、合計値を参照します。
※表にしたカードは自軍本国の上に戻します(裏にして戻します)。
「ゲイン成功:表にしたカードがゲインレベルを持つ場合」
表にしたカードがゲインレベルを持つカードだったらゲインレベルの値を参照します。
※表にしたカードは自軍本国の上に戻します(裏にして戻します)。
『ガンダムウォー ネグザ』のカードのロールコストは1か2が中心です。なのでゲイン成功で得られる戦闘修正は「+1/+1/+1」か「+2/+2/+2」となることが多いでしょう。しかしグラフィックカードが持つゲインレベルは「4」。表にしたカードがグラフィックカードで同じ属性なら「+4/+4/+4」という破格の戦闘修正が得られます。
賭けの要素がありますが、一発逆転を狙いたい人はゲインを持つカードとグラフィックカードを多めに入れたデッキを作成しましょう。
■〔0〕改装[A]
(戦闘フェイズ):〔0〕自軍手札、または自軍ハンガーにある、「特徴:A」と、X以下の合計国力を持つユニット1枚を選んで、リロール状態でこのカードと置き換える。その後、置き換られたこのカードを廃棄する。Xの値は、自軍Gの枚数と同じとする。
今回初公開の特殊効果です。「換装」に似たカードの置き換え効果ですが、細かいところが異なります。
・場にあるユニット(置き換え前のユニット)が使用する効果です。
・自動テキストではないのでカットインできます。
・プレイのタイミングが戦闘フェイズに広がりました。
→攻撃に出撃しておいて、対戦相手が防御するかどうかを見極めてから改装を使用するといったプレイングができます。
・自軍手札だけでなく自軍ハンガーのカードとも置き換え可能です。
→ドローカードとしてハンガーにカードを加える効果とも相性ばっちりです。
・カード名称ではなく特徴と合計国力を参照します。
→特徴と合計国力を参照するので、思ってもみないカードへ改装して、奇襲的な効果も期待できそうです。
・改装を使用したカードは置き換えた後、廃棄されます。
■〔0〕供給
(自軍攻撃ステップ):〔0〕このカード以外の自軍ユニット1枚をリロールする。
補給と名前は似ていますが、どちらかというと攻撃的な特殊効果。
この特殊効果を持つカードがいれば、戦闘配備を持たないユニットでも配備されたターンに即出撃することができます。
■ステイ
(恒常):このカードは、カードにセットする代わりに、自軍配備エリアに配備できる。
このステイは主にキャラクターが持つこととなる特殊効果です。この特殊効果を持つカードはユニットにセットしないで、自軍配備エリアに直接配備することが可能です。自軍配備エリアに配備すれば、キャラクター破壊以外の効果は怖くなくなります。オペレーションに近いキャラクターということですね。
※タイミングが「恒常」のテキストは、場以外でもテキストが有効です。
『ガンダムウォー ネグザ』で内容が変更された特殊効果
■高機動
(常駐):このカードの部隊が、攻撃側の「高機動」部隊である場合、敵軍プレイヤーは、その部隊がいる戦闘エリアに、「高機動」を持つユニットを含まない部隊を出撃させる事ができない。
敵軍本国へ攻撃を通す手段として有効な高機動は、若干、防御されやすくなりました。
『ガンダムウォー』では防御に出撃する部隊も「高機動」部隊である必要がありましたが、『ガンダムウォー ネグザ』では防御側部隊に1枚でも高機動を持つユニットがいれば、その部隊で防御に出撃が可能となります。高機動を主力としていないデッキでも数枚は高機動ユニットを入れておいて、相手の高機動アタックを複数のユニットで迎撃できる準備を整えておきましょう。
※タイミングが「常駐」のテキストは、カードが場にある間、効果を発生し続けます。
■〔0〕サイコミュ(X)
(防御ステップ):〔0〕交戦中の敵軍ユニット1枚に、Xダメージを与える。この効果は、このカードと同じエリアに、「特徴:NT」を持つ自軍キャラがいる場合のみ使用できる。
サイコミュの対象は交戦中の敵軍ユニット1枚に変わりました。サイコミュを持つユニット自身が交戦中で無い場合でも、効果を使用することは可能なので、他のユニットが防御に出撃し、サイコミュを持つユニットは配備エリアから迎撃する、という戦術に切り替えましょう。
■〔0〕範囲兵器(X)
(ダメージ判定ステップ):〔0〕このカードと交戦中の、X以下の防御力を持つ敵軍ユニット1枚を破壊する。
範囲兵器は効果の対象が交戦中のユニット全てではなく、1枚となりました。対象が少なくなったものの、直接破壊効果は魅力的なので、重宝しそうです。
■PS装甲
(起動):このカードはプレイされて場に出る場合、リロール状態で出る。
(起動):このカードは、戦闘エリアに出た場合、次のターン開始時に持ち主の手札に移る。この効果は、このカードが「補給」「供給」を持つカードと同じ部隊となった次のターン開始時には、起動しない。
リロール状態で場に出てくるのは変わりません。手札に戻る条件が、戦闘エリアに出て「補給」または「供給」を持つカードと同じ部隊に組み込まれなかった場合と、変更されています。単体で出撃すると手札に戻ってしまうため、PS装甲以外の高機動や速攻、強襲といった特殊効果が生かし難くなりそうです。
手札に戻るタイミングがターン終了時から次のターンの開始時に変更されたため、処理はわかりやすくなったのではないでしょうか。
PS装甲(X)は『ガンダムウォー ネグザ』では全てPS装甲として扱われます。
※タイミングが「起動」のテキストは、テキストに書かれた条件が満たされたときに効果が起動します。
■〔0〕共有
(常時):〔0〕自軍本国のカードを全て見て、その中にある、「特徴:A」を持つカード1枚を自軍ハンガーに移す事ができる。その後、自軍本国をシャッフルする。この効果は、このカードがプレイされて場に出たターンのみ使用できる。
『ガンダムウォー』では自動型のテキストでしたが、宣言型のテキストに変更されました。 それ以外の部分ではこれまでと同じ感覚で使えると思います。
■1枚制限/自軍
『ガンダムウォー ネグザ』では1枚制限/自軍は特殊効果として表記せず、カード名称の横に というマークが付きます。
『ガンダムウォー ネグザ』でも同じように使える特殊効果
■速攻
(常駐):このカードの部隊が、「速攻」部隊である場合、その部隊が与える戦闘ダメージは、「速度1」のタイミングで解決される。
■強襲
(常駐):このカードの部隊が、攻撃側の「強襲」部隊である場合、その部隊が与える戦闘ダメージは、その部隊と交戦中の敵軍部隊に与えられた後、(あるならば)残りのダメージが敵軍本国に与えられる。
■クイック
(恒常):このカードは、全てのフリータイミングでプレイできる。
■戦闘配備
(起動):このカードは、プレイされて場に出た場合、リロールする。
■ユニーク
(恒常):この記述を持つカードは、デッキに3枚までしか入れられない。
『ガンダムウォー ネグザ』収録のカードが持たない特殊効果について
『ガンダムウォー ネグザ』収録のカードが持たない特殊効果ですが、一部を除いてこれまでのルールで使用が可能です。以下の特殊効果は廃止となります。
■ブースト
ユニット等のプレイ枚数制限が無くなった為、廃止になりました。旧カードの記述も意味がなくなります。
■セット/G
『ガンダムウォー ネグザ』ではGにセットカードをセットする事ができません。
来週の更新について
来週はネグザレポートをお休みさせていただきます。(その他の更新はございます)
8月23日のネグザレポートでは9月のショップ大会で配布される「プロモーションパックvol.1」のカード全3種を紹介いたします。正式な『ガンダムウォー ネグザ』のカード初公開となりますので、期待していてください!
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