
						第34回2010年 GW7都市地方予選大会(1st SEASON)デッキ傾向(後半)
						
							
								今回のGW通信では、「GW7都市地方予選大会(1st SEASON)デッキ傾向(後半)」として、前回に引き続き大阪・広島で開催された公式大会の傾向についてまとめます。 
大阪大会以降はGW25弾「双極の閃光」プレリュードスターターも解禁となり、新たなゲーム環境を制したデッキは要チェック!! | 
							
							
								
								
									
										
											| ● GW25弾「双極の閃光」プレリュードスターターによる環境変化 | 
										 
										
											
  
											
											その中でも、上位入賞デッキに投入されたカードと、その理由を考察してみましょう。 
											 
											○「双極の閃光(C-12)」 
プレリュードスターター限定のコマンドカード。 
効果としては、敵軍コマンドのプレイを無効にするカウンターですが、条件付であり尚且つ本国の上に戻るので、何もしなければ再び相手が引いてしまいます。 
しかしながら、本来カウンターを持たない色がカウンターを持つメリットは大きく「内部分裂(C-Z14)」のような一気に勝負を決めるカードに対して、どのデッキでも耐性を持たせる事が可能となります。 
 
そして、「双極の閃光」の一番の特徴はヴァリアブル時の「紫基本G」として扱える点です。 
これまで、「黒紫ビートダウンデッキ」のような「紫デッキ」の最大の弱点は、Gバランスでした。 
「紫基本G」だけ引いてもユニットはプレイできず、逆に「紫基本G」が1枚も無いとプレイできない為、「紫基本G」の枚数を抑えつつ、G事故の比率を構築段階で抑える必要があったのです。 
その為に、「黒紫ビートダウンデッキ」のGは「紫基本G」のみで、他の色の発生源を全て「ヴァリアブル」に頼る事で、マリガン込みで初手に「紫基本G」が1枚手札に入る形を目指しています。 
 
上記の事例は如何に「紫基本G」を引きすぎずに、最低限1枚引くかが問題でした。 
しかし、「双極の閃光」は逆に無駄にならない「紫基本G」として、結果的に「紫基本G」を増やす構築が可能となったのです。 
 
その為「双極の閃光」は「黒紫ビートダウンデッキ」よりも、オペレーションが多く「タメG」を外す事が難しかった「緑紫ジンクスデッキ」等の緑紫系デッキにおいて追加の「紫基本G」として投入され結果を残しました。 
 
○「ガンダムアストレア(タイプF改)&ガンダムサダルスード(タイプF)(U-0020)」 
これまでの7都市予選大会でも猛威を振るっている「黒紫ビートダウンデッキ」に投入された新たなユニットです。 
G以外の敵軍カードをコピーする効果は、同系対決時には「ガンダムラジエル(U-0013)」や、先にプレイされてしまった「ミレイナ・ヴァスティ(CH-0020)」をコピーし、時には「最期の照準(O-0012)」と言った足らないパーツを補完する事ができます。 
もちろん同系デッキ以外にも幅広いカードをコピーできる為、無駄になる事が少ないカードです。 
その強さは、大阪大会以降の殆どの「黒紫ビートダウンデッキ」に投入される程でした。 
同様に「消せない痛み(C-93)」も新しい手札破壊として採用されており、そのコストの低さから「ヴァリアブル」付きのコマンドを狙い打つ擬似G破壊のように使う事ができます。 
 
○「ウイングガンダム&ガンダムデスサイズ(U-137)」 
広島大会で上位に残った「白単色重速デッキ」が採用していたカードです。 
見た目はユニットですが、その効果はコマンドそのもので「ハンマ・ハンマ&R・ジャジャ(U-197)」といった他のユニットで処理しにくいユニットの除去ができます。 
また、攻撃ステップというタイミングを活かし「エリク・ブランケ(CH-194)」のテキストを使わせない事も可能です。 
 
一度場に出るとハンガーに移動する為、そのままでは再利用できませんが、「ガンダムデスザイズヘル(U-127)」と併用し「換装」エンジンを投入していたのも印象的です。 
 
○その他 
その他にも、「赤単色コントロールデッキ」に「キュベレイMk-II(プル&プルツー機)(U-205)」が投入されたパターン等、プレリュードスターターである為、新規カードの枚数は少なかったのですが、それにもかかわらず、新規カードの使用率はかなり高く、トーナメントプレイヤーにとっても要注目のスターターと言えます。 
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										| ● 大阪大会 | 
									 
									
										「双極の閃光」プレリュードスターター使用解禁となった初の大会が、この大阪大会です。 
												 
												○大阪大会でのデッキ環境 
デッキ分布としても、これまでの傾向が顕著で「黒紫ビートダウンデッキ」「赤単色コントロールデッキ」「緑単色ウィニー」が多くを占めています。 
ただし、上位デッキはそれらと異なり、混色(タッチ)のコントロールデッキや、「緑単色中速デッキ」等、これまでの主流とは異なるデッキタイプが多いのが印象的です。 
 
○ラジエルコントロール 
大阪大会で入賞した「ラジエルコントロール」は、「黒紫ビートダウン」に「彼方からの来訪者(C-3)」等の優秀なデュアルコマンドを積んだ形で、イメージとしては2008年度に流行した「青赤OOデッキ」に近い構成となっています。 
 
○緑単色中速デッキ 
焼き方向にシフトした調整は、「緑単色ウィニーデッキ」や「黒紫ビートダウンデッキ」の増加を見越しての判断が功を奏したと言えるでしょう。 
 
○青茶ギム・ギンガナム 
「ギム・ギンガナム(CH-82)」を使用したコンボデッキ。 
ベースとなるデッキは「ガンダム(U-347)」や「謙信ガンダム(U-286)」を使用したブーストデッキで、効果的に近い「報復行動(C-87)」を使った「青黒報復ユニコーンデッキ」と似た構成となっています。 
「報復行動」と異なり、一回のテキストで移動する枚数は最大2枚ですが、「ガンキャノン(109号機)」とのテキストで自軍敵軍の両方のターンで使う事もできます。 
「ギム・ギンガナム」自体を残せば何度も使える効果ですので、ロックとしてはより強力です。 
					
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										| ● 広島大会 | 
									 
									
																										
 
 
											○広島大会でのデッキ環境 
GW7都市地方予選大会(1st season)最期の会場となった広島大会。 
これまでの大会で結果を残したデッキを中心に、非常に多岐にわたるデッキが入賞しています。 
 
○赤単色コントロールデッキの減少 
広島大会では、上位デッキの常連であった「赤単色コントロールデッキ」の入賞者が激減し、それに伴って「虚偽の報告」も減少しています。 
これは、「黒紫ビートダウンデッキ」や「緑紫ジンクスデッキ」等の「紫基本G」を多用したデッキが出てくる事で、「虚偽の報告」のアドバンテージが少なくなり、更に中盤の要であった「ハンマ・ハンマ&R・ジャジャ」も除去カードや「高機動」の存在から効果的に働きづらくなった為です。 
 
○赤タッチ黒コントロールデッキ 
そして、上記に変わり新たに出てきたのが、「赤単色コントロールデッキ」に黒を部分的に混ぜるパターンです。 
「野望の毒牙(C-24)」はもちろん「政治的圧力(O-11)」+「摂政の演説(O-12)」が投入されたタイプもあり、「虚偽の報告」が抜けた穴をよりGロック方向に持っていく事で埋めたデッキとなっていました。 
「政治的圧力」は「タメG」はもちろん「紫ビートダウンデッキ」の速度を落とす事にも一役買っています。 
 
○緑紫ジンクスデッキ 
「双極の閃光」による「紫基本G」の恩恵を受けたデッキです。 
デッキとしては「ジンクス(U-0030)」から「スローネヴァラヌス(U-0038)」に繋げる、または「エリク・ブランケ」で一気に大ダメージと2つの勝ち筋を持ったデッキです。 
また、紫の増加により「擬似太陽路(O-0012)」がとんでもないサイズになる事も多く、勝ち方が非常に判りやすいデッキです。 
					
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										| ■2010年 GW7都市地方予選大会(1st SEASON)終了!! | 
									 
									
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噂の新エースを君の手に!! 
																										
											仙台大会から始まった「GW7都市地方予選大会」も広島大会を持って終了し、残すは9月4日・5日の「2DAYS BIG BOOST!!」で、2010年(1st SEASON)のGTチャンプが決定します。 
												 
そして、「双極の閃光」ブースターも発売! 
プレリュードスターターだけでも、デッキに変化をもたらした「双極の閃光」は、ブースターも更に強力。 
 
新たな大会、新たなゲーム環境変化は、もうそこまで迫っています。 
 
GW25弾「双極の閃光」の発売、そしてGWの一大イベント「2DAYS BIG BOOST!!」と、これからも「ガンダムウォー」からは目が離せない!! 
					
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