第8回 「2007年CS予選前半でのデッキ傾向とメタゲーム」
CS予選も半分を越え、残る会場は「福岡」「東京」「大阪」となってきました、これまでCS予選についてはレポートで結果をご報告してきましたが、今回はその結果からどんなデッキが勝ち抜いたかではなく、どうしてこのデッキが選択されたかを考えてみたいと思います。 | |||||||||||||||||||||||
■「メタゲーム」 | |||||||||||||||||||||||
この言葉を聴きなれない方も多いと思いますが、この「メタゲーム」という言葉はカードゲームの大会で勝ち抜くには重要な要素なのです。 例えば2006年GTで優勝した「黒茶輝き」。確かに強力なデッキでしたが、前線のフォトグラフの登場以降、「ガンダム試作3号機(U-270)」につぐ、除去が難しい「ガンダム試作1号機フルバーニアン(U-322)」や、「ディアナ帰還(O-62)」での回復がそのまま打点となって帰ってくる「ガンダム(ラストシューティング)(U-321)」の存在と、それらを活用した、「青単色デッキ」の登場により、かなり不利な状況になってしまいました。 そのため強力で実績のあるデッキにも関わらず、予選突破をするのはかなり難しかったようです。 このように、強力なデッキであったとしても新カードの登場やそれに対するサイドボードの登場で大きな大会では勝ち抜けなくなることも多いのです。 例えば、強力で有名なデッキがあったとして、大会に勝つためにはどうすればいいかを考えた場合、その強力なデッキを使うか、そのデッキに負けないデッキやサイドボードを用意するという選択になるということです。 大会で強力デッキを使用したプレイヤーが100人いたら、そのデッキに負けないデッキを持っていくことができれば、その100人には勝てると言うわけです。 そういった流行のデッキに対して、どういうデッキを選び、どう対処するかというのが「メタゲーム」というものです。 |
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■中速からコントロールへ | |||||||||||||||||||||||
CS予選開催から今まで一貫して、緑中速が勝ち組であったといえる結果が出ています。 しかし、そんな中でもコントロールデッキの入賞が増えてきたりと、何が勝ってもおかしくないと言える、かなり混沌とした環境になっています。 残りのCS予選に参加予定の方々はCSレポートをチェックして「メタゲーム」を制覇し、予選突破を目指してください。 最後になりますが、レポートを見る際には、デッキそのものだけでなく、「サイドボード」にも注意してみてください。 そのプレイヤーが何故このカードをサイドボードに採用しているかも考えてみましょう。 そこからが「メタゲーム」の始まりです。 |
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