ついに決定した2006年度グランドチャンピオン!
それ記念してガンダムウォー通信では、今回チャンピオンが使用したデッキについて解説していきたいと思います。まずはデッキリストをご覧下さい。 |
●メインデッキ |
カードNo. |
カード名 |
枚数 |
収録弾 |
解説 |
黒U-129 |
ジ・オ |
×2 |
15弾 |
相手ユニットを奪うユニット除去その1 |
茶U-100 |
ボルジャーノン |
×2 |
15弾 |
「解体」によるGの供給と資源コストから《宝物没収》のプレイ用 |
茶U-G1 |
シャイニングガンダム |
×2 |
16弾 |
配備エリアにいるとユニット破壊に耐性がある |
茶U-G14 |
マスターガンダム |
×2 |
17弾 |
中盤以降にプレイして、相手のプレイを制限する |
緑CH-29 |
ケリィ・レズナー |
×1 |
EB |
ジャンクヤードに落ちたユニット(主に《マスターガンダム》)を回収する |
茶CH-G5 |
アルゴ・ガルスキー |
×1 |
16弾 |
リロールテキストを使って自軍本国を防御 |
茶CH-G21 |
キョウジ・カッシュ |
×1 |
18弾 |
ロールテキストでのコントロール |
黒C-55 |
シロッコの眼 |
×3 |
15弾 |
手札破壊カード |
黒C-64 |
無差別攻撃 |
×1 |
16弾 |
《魂の輝き》で対処しきれないユニット対策 |
黒C-Z26 |
戒めの処断 |
×1 |
12弾 |
手札破壊カード。同デッキ対策にもなっている |
茶C-2 |
宝物没収 |
×3 |
BB2 |
捨て山ドローカード |
茶C-8 |
月の
マウンテンサイクル |
×2 |
BB3 |
捨て山ドローカード |
茶C-22 |
出土品 |
×2 |
18弾 |
ジャンクヤードのユニット回収とGの安定 |
紫C-2 |
戦場の鈴音 |
×1 |
12弾 |
ドローカード |
デC-4 |
魂の輝き |
×3 |
17弾 |
ユニット破壊カード |
茶O-5 |
発掘道具 |
×1 |
EB |
捨て山ドローカード |
茶O-62 |
ディアナ帰還 |
×2 |
BB3 |
回復カード |
茶O-X31 |
ニュータイプの排除 |
×1 |
12弾 |
捨て山ドローカード |
茶O-X51 |
突貫作業 |
×1 |
16弾 |
ジャンクヤードにあるカードの再利用 |
緑G-※ |
緑基本G |
×2 |
- |
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黒G-※ |
黒基本G |
×5 |
- |
|
茶G-※ |
茶基本G |
×7 |
- |
|
紫特G-1 |
月面民間企業 |
×3 |
6弾 |
3色のカードを使うために必須のG |
紫特G-15 |
隠遁者 |
×1 |
16弾 |
G破壊対策 |
●サイドボード |
カードNo. |
カード名 |
枚数 |
収録弾 |
解説 |
黒U-135 |
サイコ・ガンダム |
×1 |
DB6 |
防御力の低いユニット除去 |
茶U-X91 |
パトゥーリア |
×1 |
EB |
「NT」が多い青単色中速デッキなどへの対策カード |
黒C-22 |
黒い覇道 |
×1 |
BB |
オペレーションとキャラクターを破壊できる |
黒C-Z18 |
シャクティの祈り |
×2 |
10弾 |
《破滅の終幕》などの手札破壊対策及びオペレーション対策 |
黒C-Z26 |
戒めの処断 |
×1 |
12弾 |
手札破壊カード。同デッキ対策にもなっている |
紫C-7 |
ガンダムファイト
国際条約 |
×1 |
16弾 |
G破壊対策 |
茶O-X38 |
A.W. |
×2 |
13弾 |
速攻デッキから中速デッキまでの対策カード。時間稼ぎ |
紫特G-15 |
隠遁者 |
×1 |
16弾 |
G破壊対策 |
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■デッキについて |
チャンピオンが使用したデッキは一般的には「黒茶輝きデッキ」などと呼ばれるデッキタイプです。このデッキタイプはグランドトーナメント以前からあり、2006年度チャンピオンシップ決勝関東ブロック大会で複数の上位入賞者入賞者が使用していました。人気のデッキであり、グランドトーナメントでは「緑単色中速デッキ」とならび支持または警戒されていたデッキタイプです。
チャンピオンのデッキは緑基本Gカードが2枚入っているので「緑黒茶輝きデッキ」と言った方が良いのかもしれませんね。
基本的には現状最強のリセットカードと誉れ高い《魂の輝き》をキーカードとして、戦局をコントロールします。そして終盤、マスターガンダムをプレイすることにより対戦相手は一度破壊されたユニットやプレイしたコマンドがプレイできなくなるためにデッキ(正確には手札)自体をロックする形になります。
またパワーカード(《マスターガンダム》《ジ・オ》《魂の輝き》)とドローソースだけのデッキと形容されることも多いようです。
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■デッキの動かし方 |
1~4ターン目までは基本的にGカードを並べるだけですが、6国力のユニットも使用するので、Gを順調に並べることが非常に重要です。ダメージを受けたり、《ボルジャーノン》の資源コストを支払ったら、《宝物没収》などで捨て山をドローに変えていきましょう。対戦相手のデッキが速攻デッキタイプなどであった場合は、《魂の輝き》や《ディアナ帰還》を優先的に探します。《シロッコの眼》などの手札破壊カードはすぐに使ってもかまいませんが、後半では相手の手札を確認するためにとっておくことも必要です。
5ターン目以降は相手のユニットを除去しつつ、自分のユニットを展開していきます。ただ《マスターガンダム》をプレイする場合は、敵軍ジャンクヤードに余りカードが無い状態でプレイするのは避けた方がよいでしょう。よほど有利な状況で無い限りは、相手がプレイできるカードが多く、対応される可能性が高いので危険です。
動かし方は単純ですが、5ターン目以降で《魂の輝き》などのリセットカードをプレイするタイミングや《突貫作業》での再利用カードにプレイングの錬度が試されます。このデッキを使うには、まずフリープレイでたくさん実戦経験を積みましょう。
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■キーカードについて |
このデッキの代表的なカードのうち、何枚かの使い方を紹介します。 |
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● デュアルC-4 魂の輝き |
なぜわざわざ3色デッキにしてまで《核の衝撃》ではなく、このカードを使うかというと、合計国力と資源コストが低く、「プリベント」が高いからです。
またプレイのタイミングが(攻撃ステップ)なので、相手の行動に対応してプレイできます。
「緑単色中速デッキ」の《高機動型ギャン(ジョニー・ライデン機)》も除去できるのも重要です。 |
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● 茶U-G1 シャイニングガンダム |
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中盤からリロールインで相手本国を攻撃することが出来るメインアタッカーです。
テキストの効果で配備エリアにいる状態であれば《魂の輝き》をプレイしても破壊されないので、「相手のユニットを除去」→「攻撃」という非常に有利な状況を作り出せます。 |
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● 茶U-G14 マスターガンダム |
《魂の輝き》と共にこのデッキのキーカードとなります。
合計国力4以下のカードの対象にならないという耐性と、相手のみに効果があるプレイ制限のテキストが強力です。
本文でも触れましたが、このカードが真価を発揮するのは相手のジャンクヤードにカードが溜まったあとなので、あまり焦らずにプレイしましょう。 |
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● 茶CH-G21 キョウジ・カッシュ |
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主に《マスターガンダム》を展開後に相手の場のカードをコントロールするカードです。
このデッキでは単純に相手カードをロールするだけでなく、《ジ・オ》で奪ったユニットを廃棄したり、《ジ・オ》自体を廃棄した後、《出土品》や《突貫作業》で回収しての再利用に使えます。 |
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■このデッキとの戦い方 |
「黒茶輝きデッキ」は確かに強いデッキですが、いくつか苦手とすることがあります。 |
- 《魂の輝き》や《マスターガンダム》などのパワーカードに頼っているので、
それらが効かないカードを苦手とします。
・対《魂の輝き》
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《U-270 ガンダム試作3号機》《ガンダム6号機(完成形態)》
《アカツキ(オオワシ装備)》《CH-34 カミーユ・ビダン》など |
・対《ジ・オ》
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《CH-S104 レイ・ザ・バレル》《駆り立てるもの》
《CH-70 シャア・アズナブル》など |
・対《マスターガンダム》 |
《U-265 Zガンダム》《フリーダムガンダム(ミーティア装備)》
《過去との決別》など |
- 対応型デッキのため突発的なダメージで負けることもあります。
「緑単色中速デッキ」の《戦いの駆け引き》や、
「白単色中速デッキ」の《切り開く力》からの「PS装甲」持ちユニットの攻撃など
- G破壊
3色デッキですし、特殊Gも多いのでG破壊を苦手とします。
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ただしこのデッキは、上記の弱点を突いてもサイドボードやプレイングでカバーができるくらいのポテンシャルがあり、今回の結果につながっています。 |
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